12月に入って寒波が到来しており、特に今日は朝の冷え込みが厳しかったです。
師走らしいと言えばそれまでですが、今年の冬が例年と異なるのは電気代やガス代といったエネルギー費用が大きく上がっている事です。
来春には更なる電気代の値上が各電力会社から発表されており、家計を圧迫しそうです。
昔の人は「住まいは夏を旨とすべし」として、屋根の軒を出して夏の日射が室内に入らない様にして風通しを良くして「夏に快適な家」を目指しました。
今となってはエアコンの性能が上がって「夏(冷房費)よりも冬(暖房費)の方が高い」ので、外壁や窓をしっかりと断熱して熱が逃げないようにした「冬に快適な家」にした方がランニングコスト(毎月のエネルギー費用)が抑えられてお得です。
毎年、暮れになると「来年、どうなる」といった予想をTV番組でしてますが、この事態を昨年末に予想した評論家は全然いなかったように思います。
できたら同じ評論家に再登場していただいて、昨年末の反省も踏まえて来年の予想をしていただきたいです。
さて、前置きはここまでとして、本日は「外壁リフォーム時の雨漏れ箇所の確認」について、現在進行中のリフォーム現場「安城市里町O様邸」の事例をご紹介いたします。
雨漏れは「天井の雨染み」や「壁にカビが発生した」や「窓枠まわりが濡れてる」といった事から見つかり、「屋根」「外壁」「窓まわり」いずれかの欠損部から雨水が入った事が原因となります。
今回は2階建て住宅の1階で「上に下屋(1階の屋根)のある部分の天井が痛んでいた」ので、天井の張り替え工事の際に雨漏れ箇所を確認した事例です。
安城市里町O様邸〜1階の部屋の天井を解体して、撮影
写真の左側、上には2階があります〜土壁造りの家です
構造横架材の梁(はり〜横方向の木材)に雨染みを確認
別角度から撮影〜上の屋根と外壁の取り合い部が怪しい
取り合い部を近くで撮影〜黒い雨染みが確認できました
1階の屋根にて確認〜2階の屋根の雨樋(たて樋)あり
降り棟(むね)下しっくい塗、ほころび欠けは一応なし
ノシ瓦下の屋根しっくい(白い部分)に少し黒ずんでいた所はありましたが、ほころびや欠けまでは無かったので、屋根しっくい欠損からの雨漏れではなく、既存の外壁(トタン張)と下屋の水切との取り合いからの雨漏れと判断しました。
仮に屋根しっくいに欠損があった場合には、そこからの雨漏れの可能性が大きくなるので、弊社としては屋根しっくい塗をお勧めしています。
既存トタン張をはがして、外壁下地を新規やり替え施工
外壁面に透湿防水シートを張って、外壁下地を取り付け
この後、外壁と下屋の取り合い部分に水切を取り付け、外壁仕上としてガルバリウム鋼板を張りました。
このO様邸については近日中、外部の仮設足場の撤去をおこなってから、外装リフォーム完了状態の様子をお伝えしたいと思います。
さて、本日はここまでとして次回は来週末あたり、上棟から約1か月弱が経過した「安城市古井町A区画の現況」をお伝えいたします。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。