明日から2月となりますが、何だか今年は初めから1ヶ月ずっと世間的に災難続きだった気がします。
元旦の能登半島地震から始まり、中東ではガザ地区や紅海といった地域で紛争が続いており、生活必需品のみならず殆どの物価が上昇している印象です。
一方、私事でも1月上旬に一家全員が次々とインフルエンザに罹ってしまい、順番に学校や仕事を休む羽目になりました。
家族全員インフルエンザのワクチン接種を済ませていますが、だからといって感染しないわけでは無いようです。
去年や一昨年も同じようにやってて誰もインフル罹らなかったのですが、今年は重々気を付けていても、もう一度インフルや新型コロナに感染するかもしれません。
さて、前置きはここまで、本日は2月上旬から着工する新現場「西尾市緑町I様邸」の地盤調査の様子をお伝えいたします。
この地盤調査の結果を基に解析をおこない、そのまま家を建てられる地盤状態かどうか、適さない場合は「家を建てる為には、どのような補強が必要か」を判定して検討します。
西尾市緑町I様邸〜スクリューウェイト貫入試験の様子
スクリューウェイト貫入試験は、重り付の先端キリ状スクリューで地面を掘り進む(貫入させる)のに「スクリューのハンドルを何回転させたか」で地耐力(地盤の強さ)を測っています。
建てる建物の形にもよりますが、一般的には建物の4隅と中央の5箇所を調査します。
建物の東南の角を調査〜この調査機械で報告データ作成
なお、地耐力の他にも地盤沈下や液状化の可能性を検証するため、地質(その土地の地面の土の性質と状態)調査にハンドオーガー試験と含水比試験をおこないます。
ハンドオーガー試験〜手掘りの検査器具を使用して調査
先端スクリュー近影〜地面から約3mまで掘り土を採取
採取した土をならべ、地質(土の種類)と含水率を判定
S砂質土(砂や土)、C粘性土(ねんど)、G礫(れき)質土(岩や砂利)等の種別が有り、地盤の強さとしては「S→C→G」の順番で強いと判定します。
このI様邸では主な地盤がC粘性土で構成されており、土地の経歴や周辺状況から「台地中位面に位置しており粘性土が主体、概ね安定した地盤性状、その地耐力も建物荷重を上回っているので地盤沈下の懸念は無く、ベタ基礎での施工で問題ありません(地盤補強の必要なし)」と判定されました。
この結果を認定審査機関に提出して、「長期優良住宅の確認申請」や「住宅の瑕疵担保責任保険」の審査が可能となります。
1月末の現在、この「西尾市緑町I様邸」は長期優良住宅の確認申請を認定審査機関で審査中となっており、審査が完了次第で西尾市へ書類を提出してから着工(基礎工事を開始)いたします。
さて、記事が長くなっておりますので本日はここまで、次回は来週あたり弊社工事現場の進捗状況をお伝えいたします。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。